検疫

    近年のペットブームで日本への狂犬病侵入リスクが高まっていることを受けて、2004年11月6日から、日本で犬・猫等の新しい検疫制度が始まりました。例えば、中国から日本に犬や猫を持ち込む場合、新制度においては、マイクロチップの装着や、狂犬病の予防注射、抗体価の測定、輸出国での180日間の待機等が決められています。
 日本への持ち込みの詳細については、日本の農林水産省動物検疫所のホームページ(http://www.maff-aqs.go.jp/)をご覧下さい。同ホームページには、「動物検疫所一覧」がありますので、個別具体的事案については、各地の動物検疫所にお問い合せ下さい

 大連から日本に犬や猫(このほか、きつね、あらいぐま、スカンクを持ち込む場合も日本の新しい検疫制度が適用されますので日本の動物検疫所のホームページをご参照下さい)等を持ち込む手続きは以下のとおりです。(今後、新たな情報が確認できれば、随時更新いたします。)

1. 中国(大連)から本邦へ持ち込む(輸出)ための手続き
 以下の(1)、(2)、(3)、(6)の手続きについては、中国政府機関が発行する証明書(下記(7)参照)に記載されなければなりません。

 (1)マイクロチップの装着
   国際標準化機構(ISO)11784及び11785に適合するマイクロチップを犬・猫に装着する必要があります。以下の施設で行います。
   (イ)飛行機で送る場合
      施設名 :遼寧出入境検験検疫局大連空港事務所
      住  所:大連市甘井子区迎客路100号(空港ターミナル1階)
      電  話:0411-8665-1493
      受付時間:8:00~11:00、12:00~16:00
      料  金:直接お問い合せ下さい。
     ※同事務所は空港の隔離区域構内にあるため、往訪前に必ず事前連絡が必要です
   (ロ)船舶で送る場合
      施設名 :遼寧出入境検験検疫局
      住  所:大連市中山区人民路81号
      電  話:0411-8258-3546
      受付時間:8:00~11:20、13:00~16:30
      料  金:直接お問い合せ下さい。

 (2)ワクチン注射
   マイクロチップ装着後、狂犬病予防注射を30日以上の間隔をあけて2回以上接種する必要があります。上記(1)の施設で受けます(料金:100元/1回)。

 (3) 狂犬病ウイルスに対する抗体価の検査
   (イ)2回以上の狂犬病予防注射を接種した後で、上記(1)の施設で採血を受けます(手数料:直接お問い合せ下さい)。採血後、「獣医衛生証書」(臨床的に健康な犬猫等から採取された血清である旨の証明書)を発給してもらいます。
   (ロ)次いで、採血した血清を日本の農林水産大臣に指定された検査施設(本邦(※)、オランダ、スペイン、ポーランド、米国、スイス、フランス、ベルギー、オーストリア、英国、フィンランド、イタリア、オーストラリア、南アフリカ等の30ヵ所の研究所:詳細は動物検疫局ホームページをご覧下さい。)に送り(注)、狂犬病の抗体を十分(0.5IU/ml以上)保有しているかどうかの検査を受けます。検査終了後、「結果通知書」が発給されます。
  (注)遼寧出入境検験検疫局では、検査用血清の本邦機関への送付を行っておりませんので、申請者本人が自己の責任において日本への持ち込みを行う必要があります(なお、大連(駐)事務所が郵便局等へ確認したところ、検査用血清の外国への送達は取り扱っていないとのことです)。
  なお、犬の検査用血清の日本への持ち込みの際には「検疫」が必要ですので、上記(イ)の「獣医衛生証書」を提示して検疫を受けた上で、下記指定施設に持ち込み(又は送付)を行って下さい。

 ※本邦の指定施設
  名称:財団法人 畜産生物科学安全研究所
  住所:神奈川県相模原市橋本台3-7-11
  電話:042-762-2775
  URL:http://www.riasbt.or.jp/

 (4) 抗体保有後の輸出前待機
   (1)、(2)、(3)の後、血液の採血日から180日間以上経過して、かつ2年以内に犬又は猫が日本に到着するようにご注意願います。(採血日から180日間以上経過しないうちに日本に到着した場合、不足する日数を動物検疫所の係留施設で係留されます。)

 (5)事前届出書の提出
    動物を搭載した船舶又は航空機が日本に到着する日の40日前までに、到着予定空港を管轄する動物検疫所に「届出書」(動物検疫所のホームページから入手可能)をご提出願います。その後の具体的な手続きについては、動物検疫所の指示に従って下さい。

 (6)出国直前の臨床検査
    出国前2日以内に、狂犬病にかかっていない又はかかっている疑いがないかどうか、獣医師による臨床検査が必要です。この検査は、下記(7)と併せて行うことをお勧めします。

 (7)輸出国政府機関の証明書の取得
    中国政府機関が発行する証明書(動物衛生証書:マイクロチップ番号、不活性化ワクチンによる狂犬病予防注射、狂犬病ウイルスに対する血清中和抗体価の検査結果、狂犬病にかかっていない又はかかっている疑いがないこと、狂犬病以外の予防注射、寄生虫の駆除等の記載があるもの)を取得し、日本到着時に動物検疫所に提出する必要があります。証明書は、日本の推奨様式FormAFormC (動物検疫所のホームページから入手可能))を使用することをお勧めします。
    取得した証明書は、(3)で取得した指定検査施設からの「結果通知書」(中国政府機関の裏書きを得ておく)と併せ、日本到着時に動物検疫所に提出して下さい。

2.外国から中国(大連)に持ち込む(輸入)ための手続き

 (1)要件(大きさ)
    輸入する犬については、体高30cm内の小型犬(生後90日以上)に限られています。
    なお、体高30cm以上の大型犬については、農村部での飼育、かつ独立した犬小屋があること等の条件があり、事前に遼寧出入境検験検疫局(船舶で持ち込む場合)又は同検疫局大連空港事務所(飛行機で持ち込む場合)に相談することが必要です。

 (2)必要書類
   以下の書類((イ)及び(ロ)の書類が一つの証明書に纏められている場合は、右書類)を遼寧省検験検疫局(船舶の場合)又は大連空港事務所(飛行機の場合)に提出することが必要です。書類が整っていて問題がなければ、係留はありません。
   (イ)輸出国政府機関発行の証明書(7日間以内発行のもの)
     証明書は輸出国で30日以上1年以内の待機を行ったことが確認できる必要があります。
   (ロ)狂犬病予防注射証明書
     日本から輸入する場合は、証明書に血清抗体価測定値が0.5IU/ml(血清1mlあたり0.5国際単位)以上である旨記載されていることが必要です。

 (3)検疫手数料
    60人民元

 (4)輸入後の追跡検疫
    外国から輸入した犬猫等は追跡検疫(期間:30日)を受ける必要がありますので、保証金1,000元(又は邦貨2万円)を支払い、追跡検疫期間終了後、当該犬猫等を同検疫局(船舶の場合)又は大連空港事務所(飛行機の場合)に連れて行き、臨床検査を受けるか、同検疫局又は同事務所に出張を依頼(往復の交通費は受益者負担)し、臨床検査を受ける必要があります。

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